女王の妖魔術V 第19話
「…お前…。…オレのことが好きか?」
急に真顔になってそう言った鮫島。
「…え?」
突然の言葉に、豹はきょとんとする。
「…な、…ななな…」
「だから、オレのことが好きかって聞いているんだよ」
「…え…、…え…っと…」
この状況で、鮫島が一体、何を言いたいのか、理解が追い付かない。自分は洞窟の中の冷たい岩肌に両手両足をX字に拘束されている。それだけならまだしも、そんな豹に対して鮫島はキスをしたり、豹の男としての象徴であるペニスをゆるゆると刺激してみたり。現に、今も鮫島の右手は豹のペニスとその下に息づく2つの球体を右手で包み込んでいる。
「…さ…、…さめ…」
「答えろよ!!」
その瞬間、豹のペニスとその下に息づく2つの球体を優しく包み込んでいる鮫島の右手がゆっくりと動き始めた。
「んあッ!?」
突然、甘い刺激が豹のそこを襲い、思わず目を見開き、体をビクリと跳ねらせた。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
顔を真っ赤にし、鮫島を見つめる豹。鮫島はニヤニヤと笑いながら、
「オレの質問に答えろよ、豹!!」
と言う。
「…あ…ッ!!…ああ…ッ!!…んふ…ッ!!」
けれど、豹は鮫島が与えて来る刺激を甘受し、まともに答えることすら出来ない。鮫島の指が豹のそこを優しく愛撫し、その指先が豹の股の奥深くへ入って行けば、
「…うおッ!?…お、…おおおお…ッッッッ!!!!」
と声を上げ、目を見開き、爪先立ちをして体を仰け反らせる。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
逆に、その手がゆっくりと豹のそこを這い上がり、ペニスの裏筋を撫で上げ、丸みを帯びた先端部分に辿り着くと指で摘み、上下に動かす。
チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!
淫猥な音が聞こえ、
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
と、豹が短く喘ぐ。
「…さッ、…鮫島…ッ!!…鮫島…ああああああああ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
「ほら、オレの質問に答えろよ、豹!!」
鮫島はそう言うと、
「オレのことが好きか?」
と、もう一度尋ねた。すると豹はガクガクと首を縦に振り、
「…好き…。…好き…ぃぃぃぃ…ッッッッ!!!!」
と言った。
「飛羽とどっちが好きだ?」
「…さ…ッ、…鮫…、…島…ッ!!」
「どうして?」
「…だッ、…だって…ッ!!…んああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
「…フフッ!!…オレの手の中で、豹のチンポがビクビクしてるぜ?」
鮫島がそう言った時、豹は顔を真っ赤にした。鮫島は意地悪い笑みを浮かべると、
「…気持ちいいのか?」
と豹に尋ねる。すると豹は、
「…気持ち…、…いい…!!」
と目に涙を浮かべて言った。
「…お…、…お…兄…ちゃま…」
「…え?」
今度は鮫島がきょとんとする番だった。豹ははぁはぁと荒い呼吸を繰り返し、
「…お…ッ、…オレ…ッ!!…飛羽より鮫島の方が好きなんだ…!!…鮫島の方が年が近いし、いつも傍にいてくれて、こんなオレのことを一生懸命に考えてくれてさ…。…いつも優しくて、カッコ良くて…。…あ、…兄貴…、…みたいで…。…って、オレッ、何言ってるんだろうッ!?」
と、今にも泣きそうな表情で言ったのだ。
「…ククク…!!」
それを聞いた途端、鮫島が低く笑い始める。
「…お兄ちゃま…?」
その時、豹は見た。
「…さッ、…鮫島…ッ!?」
鮫島の2本の足の付け根部分。バルシャークのスーツを引き裂いて飛び出した鮫島の男としての象徴・ペニス。それが今、今までよりも大きく勃起し、臍へ向かって真っ直ぐに屹立していた。そして、その真っ赤に腫れ上がった先端からはドクドクと淫猥な液体を溢れさせ、ポタッ、ポタッ、と言う音を立てながら地面とを淫猥な糸で繋いでいたのだ。
「…嬉しいなァ、豹。そんなふうにオレのことを思ってくれていたなんてなァ…!!」
「…ひッ!!」
鮫島の目が真っ赤に光る。
「…じゃあ…」
「んあッ!!」
鮫島の右手。バルシャークの真っ白なグローブに包まれたそれが豹のペニスをバルパンサーのスーツごと、しっかりと握っている。
「…じゃあ…。…出してくれよ…!!」
その瞬間、
「んああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と言う悲鳴を上げて、豹は体を大きく仰け反らせた。
「…さッ、…鮫島…ッ!!…鮫島ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクガクと体を暴れさせる。だが、両手両足を拘束している拘束具はビクともしない。
「お前の大好きなおにいちゃまが、お前のチンポを気持ち良くしてやってるんだぜ?凄く感じるだろう?」
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
顔を真っ赤にし、目をギュッと閉じ、ぶんぶんと頭を左右に振る。
「…や…ッ、…やだ…ッ!!…嫌だああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「ほらほら。お前のチンポ、ビクビクしてるぜ?」
グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!
ぐっしょりと濡れたその部分。そこから更に淫猥な液体が溢れ出し、グジュグジュと言う淫猥な音を更に大きくしている。
「…さぁ…。…覚悟はいいだろうなァ、豹ォ?」
「んああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
狂ったように叫ぶ豹。
「…も…ッ、…もう…ッ!!」
はぁはぁと荒い呼吸をし、目から涙が零れ落ちる。
「…出る…ッ!!…出ちゃう…ッ!!」
「ああ。…出せよ…!!」
「…ん…ッ!!…んッ!!んッ!!…んんんんああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
豹が目をギュッと閉じ、声を上ずらせて叫んだその瞬間、鮫島の右手に豹のペニスがビクビクと何度も小刻みに脈打つ感覚が伝わった。そして、
ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!
と言う鈍い音と共に、豹のそこから濃白色な淫猥な強烈な臭いを放つ液体が後から後から溢れ出したのだった。