僕だけのヒーロー 第5話
クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
くすぐったい音が僕の部屋の中に響き渡ります。それと同時に、
「…ん…ッ、…んふ…ッ!!」
「…ん…ッ、…んんんん…ッッッッ!!!!」
と言う僕と竜也さんの甘い吐息も。
クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
「…」
僕はそっと薄目を開けてみます。
「…んん…ッ、…んんんん…ッッッッ!!!!」
顔を真っ赤にした竜也さん。その目が硬く閉じられ、苦悶の表情を浮かべていました。
僕のファーストキスは大好きな竜也さんとでした。今、竜也さんは僕が調合した薬によって勝手にタイムレッドにクロノチェンジし、壁際に両手両足を拘束され、身動きが取れないまま僕のされるがままになっています。
(…竜也さん…)
それにしても竜也さん、僕とねっとりとしたキスをしてくれています。そして、竜也さんの口の中に捻じ込ませた僕の舌を、竜也さんのお得意のキスで絡め取ってくれています。一体、どう言うことなんでしょう?まぁ、そんなことはどうでもいいです。
クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
その時、僕のアソコは大きく勃起し、ズボンの前をパンパンに腫らせてはちきれんばかりになっていました。
「…」
そして、そっと竜也さんの横から右足を絡ませ、僕のアソコを竜也さんの太腿に押し付けてみました。
「…んんッ…!!」
その時、竜也さんが声を上げ、体をビクリと跳ねらせました。僕はそのまま、竜也さんの筋肉質な太腿に僕自身のアソコをグイグイと押し付けてみました。すると、竜也さんは目を開け、僕と唇を離しました。お互いの唇からネットリとした唾液が淫猥な糸を引いていました。
「…シ…、オン…?…お前…、…勃ってる…?」
顔を真っ赤にし、少しだけ呼吸を荒くしている竜也さんが、呆然とした表情で僕に聞いて来ました。僕はちょっと顔を赤らめ、でもニッコリと微笑んで、
「そうですよ。だって、大好きな竜也さんとキスしてるんですもん」
と言いました。
その時でした。
「…え?」
僕の右足に何か固いものがぶつかった感じがしました。それを見た途端、
「…ッッッッ!!!?」
と、呆然となりました。
「…た…、…竜也…さん…!?」
竜也さんのアソコも僕と同じように勃起し、タイムレッドの光沢のある鮮やかな赤色のスーツの中で、臍に向かって真っ直ぐに伸びていたんです。いや、僕が調合した薬によって既に勃起していたんですが、それよりも更に大きく勃起していたんです。まさに、はちきれんばかりと言う言葉がよく似合いそうで、更にタイムレッドのスーツを破って飛び出して来そうなほどだったんです。
「…竜也さんも…、…勃ってますね…!!…さっきより、大きくなったんじゃないんですかぁ?」
僕はニヤニヤしながら竜也さんの顔を見ました。すると竜也さんは、
「…ッ!!」
と言葉を詰まらせ、真っ赤になった顔をぷいっと逸らし、目を硬く閉じました。
「…なぁんだ。やっぱり、竜也さんもその気があるんじゃないですかぁ?」
僕はそう言うと、タイムレッドのスーツの中で大きく勃起している竜也さんのアソコに向かって手を伸ばしました。その指先が触れた途端、竜也さんはビクリと体を跳ねらせ、
「やっ、止めろオオオオッッッッ!!!!触るなああああッッッッ!!!!」
と、顔を真っ赤にして怒鳴ったんです。
「触るわけないじゃないですか!!」
僕はわざと意地悪な笑みを浮かべました。
「触らないですよ。触らない。でも、それよりももっと残酷に虐めてあげますからねッ!!」
僕はそう言うと竜也さんの正面に立ちました。そして、再び竜也さんの胸に顔を埋め、背中に手を回しました。
「どッ、退けよッ、シオンッ!!」
再び竜也さんが怒鳴りました。
「…」
僕はゆっくりとそのまま深呼吸をしました。竜也さんの体の匂いが広がります。
「…竜也さん…、…あったかい…」
僕はゆっくりと右手を竜也さんの体に沿って手を這わせました。すると竜也さんは、
「…な…ッ、…何を…、…する気…だよ…!?」
と声を震わせ、顔は怯えていました。
「…竜也さぁん…。…腹筋がきれいですね…」
「…そ、…そう?」
僕は右手で竜也さんの腹筋の辺りを撫で回します。バックリと割れた6つの筋肉。そのゴツゴツした手触りが何とも言えず、男らしい竜也さんにはとてもお似合いだなぁと思いました。
「…じゃあ…、…行きますよ…?」
その手を、僕はゆっくりと這い上がらせます。
「…止めろ…!!」
ゾワゾワとした感覚がしているのでしょう。竜也さんが体を必死に仰け反らせようとします。その時、僕の右手の指が、竜也さんの筋肉質な左胸に到達しました。その途端、
「んんッ!!」
と、竜也さんが呻き声を上げ、体をビクリと跳ねらせたのです。
「…竜也さん?」
ニヤリとする僕。
「…く…ッ!!」
歯を食い縛る竜也さん。
「…竜也さん、どうしたんですか?…ここ、感じちゃうんですか?」
そう言いながら、僕は竜也さんの筋肉質な左胸に浮かび上がっているその突起を優しく刺激し始めました。
「…あ…ッ、…んん…ッ!!…んく…ッ、…くあ…ッ!!」
僕の右手が竜也さんのそこをクリクリとくすぐるように小刻みに刺激したり、その周りを撫でたり、キュッと摘んで引っ張り上げたりするたびに、竜也さんが声を上げます。
「…ああ…ッ、…ああッ!!…ああああ…ッッッッ!!!!」
竜也さんの体が大きく仰け反ります。
「…フフッ!!…竜也さん…、…感じちゃってるんですか?」
僕が尋ねると、
「…ッッッッ!!!!」
と、竜也さんは頭をブンブンと左右に振ります。
「またまたぁ。ガマンしなくてもいいですよ、竜也さん、もっと気持ち良くしてあげますからッ!!」
その時、僕は竜也さんの右胸に顔を埋めました。
…チュッ!!
くすぐったい音が聞こえたその瞬間、
「ふああああッッッッ!!!!」
と、竜也さんが素っ頓狂な声を上げました。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
顔を真っ赤にし、目を大きく見開き、ビクッ、ビクッ、と体を痙攣させる竜也さん。
「…竜也さぁん…。…やっぱり、感じてくれてるんですね?嬉しいなぁ!!」
僕がニヤリとすると、
「…た、…頼むよ…、…シオンん…。…もう…、…止めて…くれ…!!」
と、竜也さんがぐったりとした表情で僕に言いました。
「嫌ですよ!!お楽しみはこれからなんですからッ!!」
僕は冷たく言い放つと、再び竜也さんの胸に顔を埋めました。