僕だけのヒーロー 第6話
「…竜也…、…さん…ッ!!」
今、僕は竜也さんの胸に顔を埋めています。
「…シッ、…シオン…ッ!?」
困ったような、慌てているような竜也さんの声が頭の上から降り注ぎます。
「…あったかい…」
ドキドキと心臓が早鐘を打っている竜也さん。そんな竜也さんの体の温もりと、竜也さん独特の体臭が僕の鼻をくすぐります。
「…やっぱり、かっこいいですよね、竜也さん…」
僕はじぃっと竜也さんの体付きを、竜也さんのタイムレッドのスーツ越しに見つめました。
「…そッ、…そんなに…ッ、…見ないで…ッ…!!」
竜也さんは顔を赤らめ、何かを言いたそうにしています。
「…」
正直、見惚れていました。だって、竜也さんの体をこんなに間近に見たのは初めてだったんです。まぁ、そりゃ、そうですよね。こう言うことをしない限り、竜也さんと密着することは出来ませんし。
タイムレッドのスーツに浮かび上がった竜也さんの体。胸板は厚く、腹筋もしっかりと割れています。本当に男の中の男って感じです。
それから、胸の部分。赤と白の境界線の辺りに小さく勃っている2つの点。それが妙にいやらしさを引き出していました。そんな竜也さんが、タイムレッドにクロノチェンジした状態で手足の自由を奪われ、アソコを不思議なくらいにビンビンに勃起させて前へ大きく張り出させているんです。
「…もう…ッ、…止めてよ…ッ!!…頼むよ…ッ、…シオンん…ッ!!」
竜也さんが泣きそうな表情で僕に言います。そんな竜也さんの困ったような表情が僕のイタズラ心に更に火を付けました。
「だぁかぁらぁ。嫌だって言ってるじゃないですか!!僕は竜也さんをもっといじめたいんですからッ!!」
僕はそう言うと、竜也さんの右胸の突起を、タイムレッドのスーツ越しに舐めてみました。その途端、
「あッ!!」
と竜也さんは大きな声を上げて、体をピクリと跳ねらせました。
「…やッ、…止めろよ…ッ、…シオンんんんん…ッッッッ!!!!」
「…フフッ!!」
僕は意地悪い目付きでニヤニヤしながら竜也さんを見上げています。
「やっぱり敏感なんですね、竜也さんのココ?」
僕はそう言うと、今度は舌で竜也さんの右胸の突起を転がし始めました。
…チュッ!!…チュク…ッ!!…チュクチュク…ッッッッ!!!!
くすぐったい音が響き渡ります。と同時に、
「んあッ!?…あ…ッ、…ああ…ッ!!ああッ!!ああッ!!」
と言う竜也さんの喘ぎ声が頭上から降り注ぎます。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
ガチャガチャと言う拘束具の無機質な音が聞こえて来ます。
「…もッ、…もう…ッ!!…止めて…ッ、…くれええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!」
竜也さんは目をギュッと閉じ、歯を食い縛って必死に快感に耐えているようです。淫猥な唾が飛び散ります。
「まだまだですよ、竜也さん…!!」
僕には、竜也さんの抵抗が心から、本気ではないと言うことを知っていました。その証拠に、竜也さんのガッシリとした2本の足の付け根部分。タイムレッドの光沢のある鮮やかな赤色のスーツに包まれた、竜也さんの男としての象徴・ペニス。それは萎えることなく、逆にますます膨張しているような感覚がしました。僕はそのまま竜也さんの右胸の突起にキスをすると、その中で舌を小刻みに動かし始めました。
チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!
「ふああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
竜也さんが何とも情けない声を上げます。
「…シッ、…シオンんんんんんんんんッッッッッッッッ!!!!!!!!」
竜也さんの声がますます大きくなります。
(…たッ、…頼むよッ、…シオン…様…ああああ…ッッッッ!!!!)
もし。もしもですが、竜也さんが僕のことが大好きで、僕にいろいろなことをされたいと言う想いがあったなら…。
(…も…ッ、…もう…ッ!!…我慢…、…出来ない…ッ!!)
はぁはぁと荒い呼吸をし、虚ろになった瞳を僕に向けて来る竜也さん。その顔が真っ赤になっています。
(…オレの…、…オレの…、…チンポ…を…!!…ドビュドビュ…って…、…イカ…せて…、…下さい…!!)
チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!
そんな妄想に耽りながら、竜也さんの右胸の突起を責め続けます。
「んんんんッッッッ!!!!んんんんッッッッ!!!!」
竜也さんは懸命にその刺激から逃れようとします。でも、竜也さんの両手両足を拘束したそれは簡単には外れようとはしませんでした。今、竜也さんのタイムレッドのスーツの右胸の突起部分は光沢を失い、うっすらと竜也さんの地肌が見えています。そして、竜也さんの胸の突起はその形をはっきりと表わし始めていました。それはつまり、竜也さんが確実に感じていることを物語っていました。
「…ねぇ、竜也さん…」
その時、僕は竜也さんの右胸の突起を刺激するのを止めました。その瞬間、竜也さんは、
「…ッ!!」
と、体をビクリと跳ねらせたかと思うと、ガクンと首を垂れました。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
ぐったりとしたまま、僕に目を合わせずに、目の前の床を見つめた形で荒々しい呼吸を続けています。
「ねぇ、竜也さん。竜也さんのアソコ、いっぱい刺激してもいいですか?竜也さんのアソコを、僕がニギニギしたり、モミモミしたり、シコシコしたり…」
「だッ、誰がお前なんかにッ!!」
即答。その目が僕を睨み付けています。
「…はッ、…早く…ッ!!…いい加減にこれを解いてくれよッ!!」
相変わらず強がる竜也さん。でも、僕はフンと笑うと、
「…ねぇ、竜也さぁん…。…そんな姿で言われても、全然怖くもないんですけど。…と言うか、むしろ、滅茶苦茶ダサいんですけど…!!」
と言いながら、今の竜也さんの無様な状況をカメラに収めました。
「…じゃあ、続き、行きますね?」
僕はそう言うと、今度は竜也さんの左胸の突起に口を近付けました。
クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
くすぐったい音が響き渡ります。
「…ん…ッ!!…んああああ…ッッッッ!!!!…ああッ!!…ああッ!!」
竜也さんは懸命にその刺激に耐えようとしています。その時、僕は左手を伸ばすと、竜也さんの右胸の突起をも指でクリクリと刺激し始めたんです。
「うわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
その刺激に、竜也さんは体を仰け反らせて喘ぎます。
「…やッ、…止めろ…ッ!!…止めて…ッ、…くれええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチャガチャと言う金属音を響かせ、竜也さんが体を揺らします。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
顔を真っ赤にし、目に涙を溜め、荒い呼吸をして必死に耐える竜也さん。
「…じゃあ…」
僕はニヤリと笑うと、
「…そろそろ、覚悟はいいですか、竜也さん?」
と言いながら、ゆっくりと右手を下の方へ下ろし始めました。