僕だけのヒーローU 第16話

 

 僕の目の前で両腕を天井から拘束され、身動きが取れないタイムレッドにクロノチェンジした竜也さんと、タイムファイヤーにクロノチェンジした直人さん。

「…なッ、…何だよッ、これッ!?

 竜也さんが拘束された両腕を見上げながら、懸命にそれを解こうとします。

「ああ、無駄ですよ、無駄。そんな簡単に外れちゃったら面白くないでしょ?」

 タイムグリーンにクロノチェンジした僕は、光沢のある鮮やかな緑色のクロノスーツ越しに股間を揉みしだいていました。今からお二人を滅茶苦茶に出来ると思ったら物凄く興奮してしまい、僕の股間のそれが大きく勃起していたのです。

「…くッ!!…はッ、…放せぇッ!!

 そんな竜也さんの横では、直人さんがやや低めの太い声を上げます。そして、大きな体を大きく揺らします。

「だぁかぁらぁ!」

 僕はそう言うと直人さんの目の前に立ち、光沢のある鮮やかな真紅のクロノスーツの中に息づいている直人さんの股間を優しく包み込みました。

「んんッ!!

 その途端、直人さんは呻き声を上げ、体をピクリと反応させました。

「なッ、何しやがるッ、このくそガキッ!!

 鋭い眼差しの直人さんが僕を睨み付けます。

「いいんですかぁ、直人さぁん。奴隷なのに、そんなことを言っても…?」

 僕はそう言うと、直人さんのまだ弾力性のあるペニスを静かに撫で始めました。

「…やッ、…止め…ッ!!…あッ!!…んは…ッ!!

 顔を赤らめ、最初は抵抗をしていた直人さんも次第に恍惚な表情になり、無抵抗になって行きました。そのうち、僕の手の中で直人さんのペニスがムクムクと大きくなって行ったのが分かりました。

「あはッ!直人さんったら、勃起してますよ?」

 僕が手を離すと、タイムファイヤーの光沢のある鮮やかな真紅のクロノスーツの中で直人さんのペニスがクッキリとその姿を現し、天井からの光を浴びて淫猥な立体感を作っています。

「…あぁ…!!

 それをうっすらと見た直人さん。顔をますます赤くさせて、

「…恥ずかしい…です…、…シオン…様ぁ…!」

 と言いました。するとその横で、

「…奴隷だったり、…ヒーローだったり…。…忙しいよね、俺達…!」

 と竜也さんがブツブツと言いました。

「…何か、ご不満でも、竜也さん?」

 僕はそう言うと今度は竜也さんの目の前に立ち、

「そもそも僕のヒーローは同時に僕の奴隷でもあるんですから!ご主人様を満足させるのが奴隷の役目でしょう?」

 と言い、テーブルの中からゴソゴソとあるものを取り出しました。

「…そッ、それはッ!?

 俄かに竜也さんが怯え始めました。

「…エビル…サンダー…か…!!

 直人さんも顔を赤らめて呆然と見ています。心なしか、呼吸が大きくなったようにも思えました。

「…口答えをするのなら…」

 僕はそう言うと、竜也さんのタイムレッドの、光沢のある真っ赤なクロノスーツの股間部分にそれを宛がいました。

「…やッ、…止めろッ!!…止めて下さいッ、シオン様ぁッ!!

 竜也さんが思わず腰を引こうとします。

「ほらッ、竜也さんッ!!ちゃんと腰を突き出して下さいよッ!!

 僕は左手を竜也さんのお尻へ回すと、竜也さんの腰を押し出すように力を入れました。

「うああ…ッ!!

 顔を真っ赤にした竜也さんがブルブルと体を震わせます。そして、

「…も、…申し訳ございませんでしたッ、シオン様ッ!!…お、…お許しを…ッ!!

 と僕を切なそうな顔をして見つめます。僕はニヤニヤしながら、

「ダメですよ、竜也さん♪」

 と言いながら、エビル・サンダーのスイッチを入れました。

 ブゥゥゥゥンンンン…ッ!!

 と言う小刻みな低い振動音と共に、

「ああッ!?ああッ!!ああッ!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!

 と竜也さんが叫び始めます。

「ぐぅわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 低い振動音と竜也さんの高めの声が淫猥なハーモニーを奏でます。

「…強烈…!!

 その横でその様子を見ていた直人さんがボソッと呟きました。

「じゃ、直人さんも♪」

 その呟きを聞き逃さなかった僕。竜也さんに当てていたエビル・サンダーを離したかと思うと、瞬時に直人さんの股間へ宛がったのです。

「んなッ!?ああッ!!ああッ!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!

 今度は直人さんの低い声が低い振動音と淫猥なハーモニーを奏でました。

「…なッ、…何で…ッ、…俺…まで…ッ!!

 ブルブルと体を震わせながらそう言う直人さん。でも、腰を引くと言うことをしません。

「…フフフ…!!

 暫くして、僕はエビル・サンダーの電源をようやく切りました。

「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!

「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!

 竜也さんと直人さんが荒い息をして僕をじっと見つめています。その視線は、次は何をされるのかと言う期待感と不安感が入り混じったような、そんな瞳をしていました。

「フフッ!まだまだ終わっていませんよ!」

 僕はそう言うと、とあるスイッチを持ちました。

「竜也さんと直人さんの腕を拘束している鎖を見て下さい!」

 僕の心臓がドキドキと高鳴っています。

「…え?」

「…あ…」

 僕がそう言うと、竜也さんと直人さんが天井を見上げました。

 お二人の腕を拘束している鎖の、天井から吊るされた鎖の先端には大きな滑車が付いていました。そして、それを動かせるように大きな溝が出来ています。

「…んまッ、まさかッ!?

 それにいち早く気付いたのは直人さんでした。

「??」

 竜也さんは相変わらずきょとんとしています。

「おいッ、竜也ッ!!こいつを何とかして外すんだッ!!

 直人さんがそう言いながら両腕を振ります。とは言え、本気でやっているようには見えませんが。するとそれを感じ取ったのか、竜也さんも、

「…わッ、分かったッ!!

 と言い、同じように腕を振り始めました。ガチャガチャと言う金属音が竜也さんと直人さんの双方から聞こえて来ます。

「…く…ッ…!!

「…くっそぉ…ッ!!…取れない…ッ!!

 腕を懸命に振るお二人。でも腕だけではなく、開かれて立たされている両足を軸にして体全体を揺らしています。その姿が何とも淫猥に見えました。

「フフフッ!!…さぁ、…覚悟して下さいねッ!!

 僕はそう言うと、とあるスイッチを押しました。

 

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