僕だけのヒーロー 第40話
「「クロノチェンジッ!!」」
僕と竜也さんが同時に叫び、クロノチェンジャーを操作した瞬間、僕達の体は眩しい光に包まれ、その光が消えた時、僕達は色違いのスーツに身を包んでいました。
「…ヘヘ…ッ!!」
ベッドで寝ている僕はタイムグリーンの光沢のある鮮やかな緑のスーツ。それがいつもよりも体に密着しているように思えました。
そして。
「…何か、改まってクロノチェンジすると、照れるね…!!」
僕の上に伸しかかっている竜也さん。何度も見た、そして全てが愛おしく思えるタイムレッドの光沢のある鮮やかな真っ赤なスーツ。何度見てもかっこいい竜也さんをしっかりと包み込んでいるそれは、まるでそれ自体が竜也さんを拘束しているようにぴったりと体に吸い付き、竜也さんの腕や足、それに腹筋などの筋肉をしっかりと浮かび上がらせていました。
中でも。
竜也さんのガッシリとした2本の足の付け根部分。竜也さんの男としての象徴であるペニス。僕が何度も犯し、陵辱し、エネルギーを何度も何度も放出したペニス。それが、今は臍の方に真っ直ぐに伸び、窮屈そうにベルトを押し上げていました。
「…いやらしいなぁ、シオンは…!!」
竜也さんの声が僕を現実に引き戻しました。目の前の竜也さんはニヤニヤとして僕を見ています。
「…な、何ですか?」
そのあまりの不気味な笑みに、僕は思わず顔を引き攣らせました。
「大きいね、シオンのって!!」
そう言って、竜也さんは僕のペニスに竜也さんのをグイグイと押し付けてきました。
「あッ!!あッ!!ああッ!!ああッ!!」
僕の体に、何とも言いようのない電流が流れ、僕は思わず喘ぎます。
「…たッ、竜也さんだって、勃ってるじゃないですかッ!!」
顔が火照っているのが分かります。僕は竜也さんのそれへ手を伸ばしました。
「…フフッ!!」
すると、竜也さんは少し腰を浮かせ、僕の手が僕と竜也さんの間に入りやすいようにしてくれたのです。
「…竜也…さん?」
僕は思わず声をかけます。すると、竜也さんはちょっと照れたような笑みを浮かべて、
「触りたいんだろ?」
と言いました。
「…ずっと…、…握ってていいよ…。…いや、オレのいやらしいチンポを、ずっと握っていて下さいッ!!シオン様ッ!!」
その時、僕はスーツの中で熱くなっている竜也さんのそれを優しく包み込みました。その途端、
「…ンクッ!!」
と、竜也さんが体をピクリと跳ねらせ、眉間に皺を寄せました。
「…竜也さんの…、…いつもよりも大きいかも…!!」
何度も触っているはずなのに、何度も握っているはずなのに、今日の竜也さんのそれはいつにも増して大きく、熱く、そして硬くなっていたのです。すると、竜也さんは静かに笑い、
「…お互いに、素直になれたから…かな?」
と言うと、顔を僕に近付け、そっとキスをしてくれました。
…チュッ!!…クチュッ!!
僕と竜也さんはお互いの舌を絡ませ合います。
…クチュクチュッ!!…クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
竜也さん、やっぱり凄いです。
「…ん…、…はあ…ッ!!」
思わず、甘い吐息が漏れます。竜也さんのキスは凄く気持ち良くて、僕をぼぉっとさせるんです。
「…ん…、…んふ…ッ!!」
竜也さんの舌が僕の舌を絡め取ります。僕も負けじと一生懸命に竜也さんのを捕らえます。でも、竜也さんには敵いません。僕は次第に頭がぼぉっとして、口の隙間から涎が垂れて来ました。
「…気持ちいいみたいだね、シオン?」
暫くすると竜也さんは唇を離し、ニッコリとして言いました。
「…は…い…。…もっと…!!」
言いかけて僕は驚きました。僕の口からそんな言葉が出てしまうなんて!!
「…あ…あ…あ…あ…!!」
顔を真っ赤にしながら竜也さんの顔を見ました。竜也さんも少し驚いた表情をしています。でも、それが竜也さんの火を付けてしまったみたいです。
「…フフッ!!」
不意に竜也さんの顔がニヤリとしました。そして、僕が握り締めている竜也さんのアソコが更に硬さを増したのです。
「…気持ちいいんだ、シオンん?…じゃあ、もっと気持ちよくしてあげないとねッ!!」
そう言った時、竜也さんは僕の首筋に頭を埋めました。
…チュッ!!…チュルッ…!!
いやらしい音を立てて、竜也さんが僕の首筋にキスして来ます。
「…んあっ!?…ああッ!?…や…、…あ…ッ、…ああああ…ッッッッ!!!!」
竜也さんがキスをするたびに、僕の体には表し様のないくらいの電流が流れます。くすぐったいのと、気持ちいいのとが同時に押し寄せて来て、僕は体をビクビクと跳ねらせます。
クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
「…っあ…ッ!!ああッ!!ああッ!!」
竜也さんの耳元で淫らに喘ぐ僕。すると、竜也さんは一度顔を上げて意地悪く笑うと、
「…へぇぇ…。感じやすいんだ、シオンん?」
と言ったのです。
「…たッ、竜也…さん…ッ!!」
僕は顔が真っ赤。そして、目尻がじんわりと熱くなりました。そんな僕を見て竜也さんは額をくっ付けると、
「かわいいよ、シオン。もっともっと愛してあげるねッ!!」
と言うと、僕にまたキスをして来ました。
クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
「…んんッ!!…んんんん…ッッッッ!!!!」
すっかり立場が逆転してしまっています。悔しいけれど、僕には声を上げるしか出来ませんでした。だって竜也さん、僕が感じるところ全てを知っているかのように責めて来るんです。
ザワッ!!ザワザワッ!!
竜也さんの右手が、僕の胸をゆっくりと撫でます。その指先が僕の胸の突起に触れるたびに、
「んあッ!!」
と、僕は声を上げ、体をビクリと跳ねらせます。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
強烈な、今まで以上の電流が体に流れ、思わず、目も大きく見開きます。
「…フフッ!!」
僕の胸の突起を優しく刺激していた竜也さんの指が、不意にそれをキュッと摘まむと、小刻みに上下左右に振り始めたのです。
「…や…ッ!!…ああ…ッ、…く…ッ!!…ああああ…ッッッッ!!!!」
「フフッ!!感じてるみたいですね、シオン様?」
竜也さんが意地悪く言います。
「…たッ、…竜也…さん…ッ!!」
「今日はオレのテクニックで、シオン様を狂わせて差し上げますッ!!」
そう言うと、竜也さんは今度は僕の胸の突起を指で小刻みにクリクリとくすぐるように刺激し始めました。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
竜也さんの言葉責めと言い、僕のことを「シオン様」と自分で言ってくれたことと言い、僕はすっかり快感に浸ってしまっています。
「…た…、…つや…、…さん…ッ!!…竜也さああああああああんんんんんんんんッッッッッッッッ!!!!!!!!」
「気持ちいいですか、シオン様?」
僕はガクガクと首を縦に振るしか出来ません。
「もっと気持ち良くなりたいですか?」
「ああああッッッッ!!!!」
いつの間にか、竜也さんが両手で僕の両方の突起をくすぐるように小刻みに指を動かしながら刺激したり、その周りをゆっくりと撫でたり、時にはキュッと摘まんでブルブルと震わせたりを繰り返しています。
「…もっと、気持ち良くなりたいですか?」
ニヤニヤ意地悪顔の竜也さん。けれど、僕はその時、
「…は…、…は…い…。…もっと…ッ、…もっと…ォッ!!」
と、もう羞恥心もありませんでした。凄く気持ち良くて、僕は本当に狂いそうになっていました。すると、竜也さんは更にニヤリと笑って、
「…じゃあ…」
と言うと、ゆっくりと起き上がりました。そして、僕の太腿辺りに座り、両足で僕の両足を挟み込むようにすると、竜也さんの足と僕の足の間に僕の両腕を挟みました。