僕だけのヒーロー 第48話
そして、話は元に戻りまして…。
「…あちゃ〜…」
鈍い灰色の台の上に大の字に拘束された竜也さん。そんな竜也さんのガッシリとした2本の足の付け根部分に息づく、竜也さんの男としての象徴・ペニス。それは今、タイムレッドの光沢のある鮮やかな赤色のスーツの中で大きく勃起し、ビクッ、ビクッ、と何度も大きく脈打ちました。
「…と言うか…。…竜也さん、既に勃っちゃってますし…!!」
僕が右手で包み込んだ竜也さんのペニスは凄く熱く、硬く、タイムレッドのスーツの中で臍へ向かって真っすぐに伸びていました。そして、その先端はきれいなフォルムを形成し、クッキリと浮かび上がらせていたのです。よく見れば、その血流まで分かってしまうほどでした。
「だぁってさぁ、シオンのアドリブが凄すぎるんだよ!!」
そう言った竜也さんが俄かに肩をヒクヒクと波打たせ始めます。
「…シオンがオレ達を裏切ったのを知って、怒りに震える設定だったのに、オレ、笑いを堪えるのに必死でさ。別の意味で体を震わせたよ…!!」
そう言った時、堪え切れなくなったのか、竜也さんは、
「あはははははははは…!!」
と大声で笑い始めました。
「…こッ、…この状態で…、…わ…、…笑うの…、…キ…ツイ…ッ!!」
そりゃ、そうでしょう。大の字に拘束されて、体が伸び切った状態で笑うと言うのはかなりキツイと思います。
「…ド…、…ドモン…は…、…や…、…やっぱり…、…バカ…だったんだ…!?」
「おかしかったですか?僕もちょっとやり過ぎかなぁって思ったんですけどね!!」
「ぎゃはははははははは…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
竜也さん爆笑。僕も竜也さんに釣られるように笑い始めました。
「…け…、…けど…ッ!!」
暫くすると、竜也さんはヒーヒー言いながらもようやく笑いを落ち着かせ、
「…でも、オレ達の稼ぎが悪いってのは…、…ちょっと、複雑だなぁ…」
と、意地悪い笑みを浮かべて言ったのです。
「…だって…」
事実なんですもん、と言おうとしたところ、
「まぁ、事実だから仕方がないけどな!!」
と言い、竜也さんは再び大声で笑い始めました。
「…認めてるし…!!」
「ぎゃはははははははは…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
竜也さん、僕といい感じになってから、すっかりキャラクターが変わってしまったかのように思えます。
その時でした。
「シオンん」
不意に、竜也さんが僕を呼びました。
「はい?」
じっと僕を見つめている竜也さん。そして、
「ちょっと腕の拘束を外してくれないかな?」
と言いました。
「…あ…、…はい…」
何の疑問も持たず、僕は竜也さんの体の上に跨ると、竜也さんに覆い被さるようにして両腕の拘束を外しました。その途端、竜也さんは僕をギュッと力強く抱き締めて来ました。そして、僕をグイッと引き寄せたのです。
「わッ!?」
突然のことに僕はバランスを崩し、気が付けば、竜也さんの大きな体の上にしっかりと体を預けていました。
「…愛してるよ…、…シオン…」
トクン、トクン…。
竜也さんの心臓の鼓動が優しく聞こえ、囁くような、竜也さんの優しい言葉が胸に響きます。
「…僕も…です…」
そう言いながら、僕は竜也さんの足の方へ右手を伸ばし、未だに大きく勃起したままの竜也さんのペニスを優しく包み込みました。その途端、
「んッ!!」
と、竜也さんがビクリと体を跳ね上げます。
「…竜也さん…」
「…は…、…い…、…シオン…、…様…?」
スイッチが入った証拠。僕は竜也さんのペニスを優しく撫でながら、
「…竜也さんのエネルギーを一滴残らず搾り尽くしてロンダーズファミリーに渡せば、僕には大金が入って来る…。…それだけじゃない。抜け殻になった竜也さん、ドモンさん、そして、直人さんを僕の奴隷に出来る…ッ!!」
そう言った時、僕は竜也さんのペニスをスーツ越しに握ると、再びゆるゆると上下に刺激し始めたのです。
「んあッ!?ああッ!?ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
僕の手の動きに合わせるかのように喘ぐ竜也さん。
「…やッ、…止めろ…ッ!!…シッ、…シオン…ッ!!」
そう言いながら、竜也さんは両腕を頭上へと持って行きました。
その時でした。
…グジュッ!!…グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!
俄かに淫猥な音が聞こえ始め、
「…え?」
と、僕はそこを見ました。
「…た…、…つや…、…さん…?」
「…は…、…はは…」
竜也さんは苦笑しています。
竜也さんの男としての象徴・ペニス。そのきれいなフォルムを形成している先端がぐっしょりと濡れ、てらてらと照り輝く淫猥な液体が溢れ出していたのです。
「…今日、早くないですか?」
僕がそう尋ねると、竜也さんは、
「…だ、…だって…。…シオンのセリフ1つ1つが物凄く興奮するんだもん…!!」
と言ったのです。
「…フフッ!!」
僕は笑うと、
「…じゃあ…。…今日は竜也さんに人体実験を施しましょう!!」
と言い、竜也さんの腕を両肩の位置で拘束し直すと、デスクに置いてあった例のものを持って来ました。
「…な…、…何だよ…、…それ…?」
竜也さんの呼吸が心なしか荒くなっているような気がします。
「僕が開発したエビル・サンダーです。これをペニスに当てると、物凄い快楽と電流と共に射精感を高め、その瞬間、大量の精液を搾り取ることが出来るんですよ!!」
そう言いながら、僕はその先端で竜也さんの大きく勃起したペニスをトントンと叩きました。その刺激だけで、竜也さんは、
「あッ!!あッ!!」
と言いながら、体をビクッ、ビクッ、と跳ねらせます。
「…この快感に竜也さんがどのくらい耐えられるか、そして、その快感に負けた時、竜也さんがどのくらいの精液を放出するのか、やってみることにしましょう!!」
「やッ、止めろッ!!止めてくれッ!!」
竜也さんの目に怯えの表情が窺えます。
「…その前に…!!」
僕はそう言うと、タイムレッドのスーツの股間部分の裂け目に手を突っ込みました。そして、竜也さんのペニスを直接握ったのです。
「んああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
竜也さんが目を大きく見開き、上半身を起こします。
…ヌチャッ!!…グチュッ!!
淫猥な音と共に目の前に現れる竜也さんのペニス。
「やッ、止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!見るなああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
先端を真っ赤に腫れ上がらせた竜也さんのペニス。その鈴口からはドクドクと淫猥な液体が溢れて来ています。
「…電流が通りやすいように…」
僕はそう言うと、竜也さんのそれを静かに口に含みました。
「…あ…ッ!!」
竜也さんは目をカッと見開き、ビクンッ、と体を跳ねらせます。
…ジュッ!!…ジュブッ!!…ジュブジュブ…ッッッッ!!!!
淫猥な音が聞こえ始め、竜也さんのペニスからはドクドクと淫猥な液体が溢れて来るのが分かります。
「…あ…ッ!!…ああッ、ああッ!!…く…ッ、…ああああ…ッッッッ!!!!」
顔を真っ赤にし、目をギュッと閉じ、その頭を左右にブンブンと振る竜也さん。
「…や…、…め…ろ…おおおお…ッッッッ!!!!」
ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!
淫猥な音はますます大きくなって行きます。
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
竜也さんの喘ぎ声も大きくなり、その腰がビクビクと上下に動きます。
ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
竜也さんの声がどんどん上ずって行きます。
「…シッ、…シオン…ッ!!…はッ、…離して…ッ!!」
はぁはぁと荒い呼吸を繰り返し、目を潤ませて僕を見つめる竜也さん。
「…イッ、…イッちゃう…ッ!!」
「…おっと!!」
その時、僕は竜也さんのペニスを口から出していました。その途端、
「ああッ!?」
と竜也さんが素っ頓狂な声を上げたかと思うと、
「…ぐ…ッ、…うううう…ッッッッ!!!!…うふ…ん…ッ、…んんんん…ッッッッ!!!!」
と苦しそうに呻きながら、眉間に深い皺を刻み込みました。
「まだイッちゃだめですよ、竜也さんッ!!」
僕はぷっと頬を膨らませます。
「…シ…、…シオン…様…ぁぁぁぁ…!!」
涙目の竜也さん。
「…でもまぁ、これだけ濡らしておけば大丈夫でしょう」
僕はそう言いながら、竜也さんのペニスを再びタイムレッドのスーツの中に収めました。
「…た…ッ、…頼む…ッ、…シオン…ッ!!」
竜也さんが僕を見て言います。
「…もう…、…止めよう…!!…な?」
「覚悟して下さいね、竜也さんッ!!」
竜也さんの言葉を全く無視し、僕はエビル・サンダーを竜也さんのペニスの先端部分に当てました。
「止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!止めてくれええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!」
竜也さんの悲鳴混じりの声が響き渡ります。
「食らえッ!!」
そして、僕はエビル・サンダーのスイッチを押したのでした。