僕だけのヒーロー 第50話
ピンポーン!!
その時、僕の部屋の呼び鈴が鳴りました。
(来たッ!!)
部屋の中でソワソワと待っていた僕。その音を聞くや否や、僕は急いで入口まで駆け寄りました。
ドクンッ!!ドクンッ!!
心臓は大きく高鳴り、顔は不気味なほどに笑顔が広がっていたと思います。そして、シュンッ、と言う音が聞こえて扉が開いた時、
「よッ!!」
と、竜也さんが右手を軽く上げ、ニコニコしながら立っていました。
「竜也さああああんんんんッッッッ!!!!」
僕は竜也さんの胸に思い切り飛び込んでいました。すると竜也さんは、
「どッ、どうしたんだよぉ、シオンん?…な、何か、ちょっと気持ち悪いぞぉ?」
と言いながらも僕の頭を撫で、ヘラヘラと笑っています。と、その時でした。
「…お〜い、入口でイチャつかないでくれるかぁ?じゃ・ま、なんだけどッ!!」
竜也さんの後ろには、竜也さんよりも長身のガッシリとした男性が。
「あッ、ドモンさんッ!!」
僕は竜也さんの腕の間から顔を出しました。すると、竜也さんは、
「…え…ッ!?」
と言うと、
「…ドモン?…お前も?」
と、ドモンさんに尋ねました。するとドモンさんも、
「…お前も…、…ってことは…、…竜也もか?」
と言い、2人で顔を見合わせた後、僕を見ました。
「ええ。お二人を呼んだのは僕ですよ」
ドクンッ!!ドクンッ!!
この時、僕の心臓は2人に聞こえてしまうのではないかと言うくらい、ドキドキと早鐘を打っていたのでした。
「実は、新型兵器を開発したんですよ。…それで、お二人に実験台になって欲しいなぁ、と思いまして…」
そう言ったのが始まりでした。
「へぇ、新型兵器かあッ!!さすが、シオンだなあッ!!」
「何だ何だ?ロンダースを一気に殲滅出来るシロモノかあ?」
竜也さんもドモンさんも、新型兵器はロンダースファミリーを倒すための武器だと本当に思っているのでしょう。
「で、オレらはどうすればいいんだい?」
竜也さんが優しく尋ねて来ます。
「まず、クロノチェンジして下さい。もちろん、マスクはなしで!!」
「了解ッ!!行くぞッ、ドモンッ!!」
「おうッ!!」
2人が俄かに真剣な眼差しに変わります。そして、
「「クロノチェンジッッッッ!!!!」」
と叫んだ瞬間、2人の体が光り、竜也さんは光沢のある鮮やかな赤色のタイムレッドに、ドモンさんは鮮やかな黄色のタイムイエローにそれぞれクロノチェンジしていました。
「んで、次はどうするんだよ?」
ドモンさんがきょとんとして僕に聞きます。
「はい、そのまま下がって下がって!!」
僕は既に暴走モード。ドモンさんの体を押しながら、ドモンさんを後方へ移動させます。
「…え?…え?」
当然、きょとんとしたままのドモンさん。そのまま壁に向かって押されて行きます。僕はそんなドモンさんを壁に凭れさせ、大の字に立たせるとその両手両足をガッチリと固定しました。
「なッ、何だよッ、これッ!?」
ドモンさんは明らかに驚いています。
「ど、どう言うつもりだよッ、シオンッ!?」
竜也さんが目を見開いて驚いています。
「はい、次は竜也さんッ!!」
「ちょッ、ちょっと待ってッ、シオン様ッ!!」
「問答無用ッ!!」
「ウソオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!??」
竜也さんがビックリして悲鳴を上げました。
「それええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!」
僕は、抵抗している竜也さんをグイグイと壁際へ追いやっていたんです。もちろん、竜也さんも本気で抵抗しているわけではなかったからでしょうか、あっと言う間に竜也さんも壁際に追い込まれ、ドモンさんの隣りで、ドモンさんと同じように大の字に拘束されていました。
「シッ、シオン様ッ!?」
「はッ、放せよッ!!」
どちらも体を捻ろうとしたり、足をバタバタさせようと試みます。けれど、何をやってもその拘束は外れることはありませんでした。
「クロノチェンジイイイイイイイイッッッッッッッッ!!!!!!!!」
僕は大声で叫ぶと、光沢のある鮮やかな緑色のタイムグリーンにクロノチェンジしていました。
「…シ…オン…?」
「…お前…?」
竜也さんとドモンさんが呆然としています。
「…まさか、本気でロンダースのためのものだと思ってました?…新型兵器って言うのは、お二人を処刑するためのものですよ!!それが完成したので、ちょっと実験台になってもらおうかなぁって思って…」
僕はそう言うと身動きの取れない2人の前に立ちました。そして、右手で竜也さんの、左手でドモンさんの股間をそっと包み込みました。その途端、
「んあッ!?」
「うおッ!?」
と2人が声を上げ、体をビクリと跳ねらせます。
「…フフッ!!」
僕がゆっくりと両手を動かし始めます。
「…ん…ッ!!…んあ…ッ!!」
「…あ…、…はぁぁぁぁ…!!」
2人のペニスとその下に息づく2つの球体。柔らかく、ふにゃっとした感覚のそれが、僕の柔らかな愛撫を受けます。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
「…ああ…ッ!!…くッ…、…うああああ…ッッッッ!!!!」
そのうち、竜也さんとドモンさんのペニスが熱を帯び、硬さを増して来たのです。そして、僕の手の中には収まり切らなくなって来ました。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
ドモンさんが体をガクガクとさせながら喘ぎます。
「シッ、シオン様ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
そして、竜也さんも大声で叫びます。
「…フフッ!!…竜也さんとドモンさんのチンポ、凄く大きい。それに、硬いし、太いし、熱い…」
「「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」」
2人のスーツの中でその存在感をクッキリと浮き立たせるペニス。
「…長さや太さは、ドモンさんの方が凄いですね…」
その声にドモンさんは竜也さんの方を見てニヤリと笑いました。
「でも、全体のボリューム感は竜也さんの方ですね…」
すると、今度は竜也さんがドモンさんを見てニヤリと笑いました。
「…フフッ!!それにしてもいい眺めですよ!!」
僕の目の前には、アソコを大きく勃起させた大の大人2人が、両手両足を拘束された状態で為す術もないまま立たされていると言う異様な光景でした。
「…次はどうしましょうかねぇ…?」
僕はそう言うと、竜也さんの目の前に立ちました。
「…シ…、…シオン…様…?」
竜也さんの目が明らかに怯え、大きく息を飲み込みます。
「…まずは、竜也さんを…」
僕はそう言うと、竜也さんの前で屈み込みました。僕の目の前には竜也さんの大きく勃起したペニスがあります。それはタイムレッドのスーツの引き裂かれたその部分から見え隠れしていました。