僕だけのヒーロー 外伝第1話

 

「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!

 まさかなことが起こっていた。

 オレは2度も強制射精をさせられた。しかも、相手は一緒にロンダーズファミリーと戦っている仲間であるタイムグリーンにクロノチェンジするシオンにだ。

「僕、竜也さんが大好きなんです。僕だけのヒーローになってほしいんです」

 その思いを叶えるべく、シオンは行動を起こした。

 まず、シオンはオレの飲み物に睡眠誘導剤を入れて、眠りに落ちたオレを磔状態にした。しかも、その間にオレはタイムレッドにクロノチェンジしていたし。そして、シオンは身動きの取れないオレにキスをしたり、胸の突起を指や舌で刺激したり、そっと甘噛みしたり。そして、最終的にはオレの大切なところを刺激し、ご無沙汰だったオレはあまりの気持ち良さに最後には射精してしまったんだ。

 いやいや、それだけじゃない。

 シオンのテクニックがまた凄くて。オレの大切なモノを強弱を付けて上下したり、光沢のある鮮やかな赤色のスーツ越しにしゃぶり付いたり、徹底的に弱点を責めて来た。そんなものだから、オレもあまりの気持ち良さに耐え切れず、シオンの見ている前で2度も射精してしまったんだ。

「…う…、…あ…、…あぁぁ…!!

 今、オレはシオンの部屋で、だらしないくらいに床にのびている。大の字になって、大きく息をして…。

「…かは…ッ!!

 タイムレッドの光沢のある鮮やかな赤色のスーツ。その胸や腹の上、そして、オレの頭上にはオレが飛ばした濃白色な淫猥な液体があちこちに散乱し、それらを飛ばしたモノは未だに大きく勃起したままスーツの破れ目から飛び出し、ビクンッ、ビクンッ、とオレの心臓の動きに合わせるように脈打ち、真っ赤に腫れ上がった先端からはドロドロと淫猥な液体が滴り落ちていたんだ。

「…あ…あ…あ…あ…!!

 そして、その光景に満足したのか、当のシオンはオレの無様な姿をカメラに収め、そのままどこかへ行ってしまった。

「…ふ…、…う…うううう…ッッッッ!!!!

 体が鉛のように重い。その体を何とかして起こし、大きく溜め息を吐いた。と、その時だった。

「あぁあぁ。派手にやられたなァ、竜也ァ?」

 背後から声がした。

「ドッ、ドモンッ!?

 驚いて顔だけ背後へ向けると、そこにはもう1人の仲間で、タイムイエローとして戦っているドモンがニヤニヤしながら立っていた。

「…へぇぇ…。…なかなかいい光景だなァ。20世紀の人間でも、立派なものが付いてるんだなァ!!

「え!?…あ…!!

 長身のドモンからは、目の前でしゃがみ込んでいるオレの男としての象徴が見えているらしく、オレは思わず顔を真っ赤にした。そして、急いでそこを両手で隠すと、

「…こッ、こっち見るなよッ!!

 と怒鳴った。

「いいじゃん。別に見慣れてるんだしィ!!

 そう言うとドモンはオレの横にやって来て、どっかりと腰を下ろした。

「…な、…何だよ…!?

 ニヤニヤしながらオレを見るドモン。だが、その笑みに苦笑が浮かんでいた。

「…竜也、言わなかったのか?」

「…な、…何を…?」

 コイツはオレの気持ちを知っている。案の定、ドモンは、

「シオンのことが好きだって。シオンにならいくらでも好きにさせてやるって、言わなかったのか?」

 と聞いて来た。

「いッ、言えるわけないよッ!!…シオンは、何にも気付いていないんだからさぁ…!!

 そうなんだ。

 実を言うと、オレはシオンのことが好きだった。最初に出会った時から、シオンのことが気になって仕方がなかった。シオンのためなら何だってしてやりたい、シオンがオレの体を求めるのなら好きにさせてやりたいとさえ思っていた。

 するとドモンは、

「いいよなぁッ!!竜也だけ気持ちいい思いをして…!!

 と、溜め息混じりの声でそう言った。

「…ドモンも、…入って来れば良かったのに…」

「そんなことしたら、竜也がシオンのことが好きだって一発でバレちゃうぜ?っつうか、オレも制御効かなくなるかもなッ!!

「2人でシオンの言いなりになっちゃうとか?」

「かもな!!

 ドモンの顔がニヤリとする。すると、ドモンはおもむろに体を動かし、

「と言うことで!!

 と言うと、ドモンは突然、オレの足をグッと開いたかと思うと身を屈め、オレの大切なところに顔を近付けた。

「なッ、何をする気だよッ!?

「ん〜?」

 じっとオレの男としての象徴を見つめるドモン。

「…う…、…あぁぁ…!!

 それに反応するオレの男としての象徴がビクンッ、ビクンッ、と大きく脈打つ。

「…竜也だけ、気持ちいい思いをするなんて許せないよなぁ…!!

 そう言ったかと思うと、ドモンはオレのそれをギュッと握ったんだ。

「んああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 ビリビリとした快楽の電流がオレの体を駆け巡り、大声を上げ、顔を仰け反らせた。

「…な…ッ、…何…を…!?

「…フフフ…!!

 ドモンがニヤニヤと笑っている。そして次の瞬間、ドモンの体が光り、タイムイエローにクロノチェンジしていた。そんなドモンの2本の足の付け根部分も大きく膨らみ、大きな山を作っていたんだ。

「…いいだろ、竜也?」

「バッ、バカッ!!シオンが帰ってきたら…」

 ドモンの言葉に顔を真っ赤にし、オレは慌てて周りを見回した。するとドモンは、

「大丈夫だよ。シオン、ゴキゲンな顔でマシンの方へ行ったから。多分、独りでイイコトしに行ったんじゃねぇの?シオンが美味しい美味しいって言っていたお前のココ、オレにもしゃぶらせてくれよ!!

「…ッッッッ!!!!

 誘うようなドモンの声、潤んだ瞳。その声にオレは無意識に頷いていた。

「…んじゃ…」

 ゆっくりとドモンの顔がオレの大きく勃起したアソコに近付いて来る。そして、その先端が口の中に入った瞬間、パクッと咥えられた。

「んああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 2度も射精しているのにまだ感じているオレ。ドモンの口の中で再び熱を持ち、その温もりを感じてしまっている。

 …ジュボッ!!…ジュボジュボ…ッッッッ!!!!

 淫猥な音を立ててオレの男としての象徴を刺激するドモン。

「…ん…ッ!!…ふ…ん…ッ!!

 ビクッ、ビクッ、と体が痙攣し、短い呻き声が漏れる。

「…気持ちいいか、竜也ぁ?」

 暫くすると、ドモンは今度はオレのそれをしっかりと握り、ゆるゆると刺激し始めた。

 グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!

「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!

 その刺激に耐えられず、オレは声を上げてしまう。

「…イッちゃっていいぜ、竜也?」

「…も、…もう…ッ…!!…出ない…よ…ッ!!

「いんや、強制的に射精させるッ!!オレに任せとけって!!

 グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!

「んはああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 オレは体を仰け反らせて喘ぐ。その時、オレの下腹部にはじんじんとした疼きが湧き上がって来ていた。

「…だッ、…ダメだ…ッ!!

 体がブルブルと小刻みに震える。そして、

「…イッ、…イク…ッ!!

 そう言った時だった。

「あむッ!!

「ああああッッッッ!!!?

 ドモンがオレの男としての象徴を再び口に含んだんだ。その瞬間、

 ドブッ!!ドブッ!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!

 と言う鈍い音と共に、オレはドモンの口の中に3度目の射精をしてしまっていた。

 …ゴクンッ!!…ゴクンッ!!

 ドモンの喉が大きく動き、オレのを飲み干したのが分かった。

「…あ…あ…あ…あ…!!

 オレは呆然とその光景を見つめる。

「…ぶは…ッ!!

 暫くすると、ドモンはオレのそれを口から出した。そして、

「じゃあ、今夜はオレを気持ち良くしろよなッ!!

 と言うと、シオンの部屋を出て行った。

「…」

 オレはしばらくの間、呆然としてそこを動くことが出来ないでいた。

 

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