最後の恋 第24話

 

「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!

 光沢のある漆黒のブラックターボのスーツの筋肉質な胸が激しく上下に動く。そのたびに、そのスーツはキラキラと輝きを増していた。

「…フフッ!!

 大地君のガッシリとした2本の足を床に下ろし、僕は大地君を見下ろす。

「…う…ッ、…うく…ッ!!

 その両足の中心部分に息づく、大地君の男としての象徴・ペニス。それは未だにスーツの中で大きく勃起し、ビクッ、ビクッ、と何度も脈打っている。そして、そのきれいなフォルムを作り出している先端からはドクドクと濃白色な淫猥な液体が溢れ出し、大地君の筋肉質な体の上に放射線状に飛び散っていた。

「随分と出たね、大地君」

 そう言いながら、僕は大地君の体の上に飛び散ったそれをティッシュで拭き取り始める。すると大地君は、

「…めっちゃ…、…ヤバ…、…かった…!!

 と言い、目をパチパチと激しく瞬かせながらニッコリと微笑んだ。

「…もう…、…最高…です…!!

「そっか。良かった」

 僕は大地君の顔に自分の顔を近付けると、

 …チュッ!!

 とキスをした。

「…英浩…さぁん…」

「こらこら。大地君のいやらしい液体が付いてしまうだろう?」

 僕を抱き締めたかったのか、大地君が両腕を伸ばして来た。僕は笑いながらそう言うと、

「…うううう…!!

 と、大地君は泣きそうな表情を浮かべた。

「今夜はゆっくりと眠れそうだね」

「…ですね!!

 ニッコリと、でもどこか照れたように笑う大地君の笑顔。凄く眩しい。一緒にいられることが物凄く幸せだと思えたのはいつぶりだろう。

「…なぁ、…大地君…」

「…はい?」

 その時、僕の心臓はドキドキと早鐘を打っていた。それが大地君にも伝わったのか、大地君の喉が大きく動いた。

「…いいですよ…」

「…え?」

 すると、大地君は両手を伸ばすと、未だに大きく勃起しいているペニスの部分のスーツに手を掛けた。

「…オレは…。…英浩様の奴隷ですから…」

 そう言った時、

「…んん…ッ!!

 と大地君が小さく唸った。と同時に、

 …ビッ!!ビィィィィッッッッ!!!!

 と言う音と共に、ブラックターボのスーツのその部分が裂けた。そして、強烈な臭いと共に、ビイイイインンンン、と言う音を立てて大地君のペニスが飛び出し、僕の目の前でブラブラと揺れた。

「…英浩…、…様…」

 顔を赤らめ、目を潤ませて僕を見つめている大地君。

「…フフッ!!

 僕は思わず笑うと、大地君の黒光りしているそれを優しく握った。

 グジュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!

 淫猥な音がして、その先端の鈴口からトロトロと透明な液体が溢れ出し、僕の手を濡らす。

「…行くよ?」

 僕はゆっくりと大地君のペニスを口に含んだ。

 …ジュブッ!!

「…あ…」

 その途端、大地君の全身から力が抜け、再び床の上に横になった。

 …ジュブッ!!…ジュブジュブ…ッッッッ!!!!

 僕の口の中に広がる独特の香り。ヌルッとした感覚。

 ジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!

 僕が頭を上下に動かすと、ジュボジュボと言う淫猥な音が響く。

「…あぁ…。…あぁ…、…ああああ…ッッッッ!!!!

 少しずつ、大地君の眉間に皺が寄り始め、苦悶の表情を浮かべ始める。

 ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!

「…ぐ…ッ、…う…ッ、…うううう…ッッッッ!!!!

 その頃には、僕は舌を使って大地君のペニスの先端をこれでもかと言うほどに小刻みに刺激していたんだ。

 ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!

「…い…ッ、…痛て…え…ッ!!

 射精したばかりの敏感なペニス。その最も敏感な先端部分を刺激され、身悶える大地君。痺れやくすぐったさに似たような感覚が大地君を襲っているに違いない。

 ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!

「…あぁぁ…。…ぁぁぁぁああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 その時、大地君は腰をググッと浮かせたかと思うと、僕の頭をブラックターボの真っ白なグローブで包み込むようにした。そして、その腰をガクガクと上下に動かし始めたんだ。

 ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!

「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!

 大地君が腰を上下に激しく動かすたびに、僕の喉の奥に大地君のペニスが突き刺さり、思わずえづきそうになる。それを懸命に堪え、大地君のペニスを強く刺激する。

 ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!

「…ひッ、…英浩…ッ、…様…ッ!!…英浩様ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 無我夢中なんだろう。顔を真っ赤にし、目をギュッと閉じてその快楽に酔い痴れているようだ。

 ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!

「…ま…ッ、…また…ッ!!…イッ…ちゃい…そうです…ッッッッ!!!!…イッ…て…、…いい…ですか…?」

「んん」

 ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!

「…ああ…。…ああ…。…ぁぁぁぁああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 もう、言葉も何もいらなかった。

「…イッ、…イキますッッッッ!!!!

 大地君のペニスの先端がパンパンに腫れ上がっている。そして、僕の頭を掴む大地君の両手にもさっきよりも力が入っているのが分かる。

「…イクッ!!

 ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!

「…イクッ!!イクッ!!イクイクイクイクッッッッ!!!!

 大地君の体が弓なりになって行く。そして、その腰が今まで以上にグンと突き上がったその瞬間、

「イクウウウウウウウウウウウウウウウウッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 と言う甲高い絶叫と共に、

 ドブッ!!ドブッ!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!ドブブブブ…ッッッッ!!!!

 と言う鈍い音と共に、大地君のペニスから熱い液体が迸った。

 

 トクン…。トクン…。

 薄暗がりの部屋の中で、僕の目はぱっちりと見開いている。

「…眠れませんか?」

 心地良い石鹸の香りと共に、大地君の温もりが僕を包み込んでいる。

 今、僕達はお互いに布団の中で抱き合っている。いや、正確には僕が大地君の両腕に包まれていると言ってもいいかもしれない。グレーのスウェット姿の大地君が、僕を優しく見つめている。

「…あまりに、幸せ過ぎて…」

「…オレもです」

 そう言うと、大地君は僕を更に抱き寄せた。

「…オレ、英浩さんに奴隷にされて、英浩さんに何度もエネルギーを奪われて…。オレ、英浩さんにこの身も心も、もっともっと捧げたいです!!

「…十分、捧げてくれているよ?」

 僕はそう言いながら大地君を見上げる。

「こうやって僕の傍にいて、エッチなことをされて…。…こうやって、包み込んでくれて…。…それだけで、僕は十分に幸せだよ」

「…英浩さぁん…」

 …クチュッ!!…クチュクチュ…。…クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!

 お互いの舌を絡ませ合うキス。そのくすぐったく甘い時間が、物凄く長く感じられた。

 

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