ジグザグ青春ロード 第25話

 

「んああああああッッッッッッ!!!!イクッ!!イクイクイクイクッッッッ!!!!イクウウウウウウッッッッッッ!!!!

 僕は既におかしくなっていた。ブルーターボに変身した洋平が、イエローターボに変身した僕のアソコをスーツの中から引っ張り出し、直接刺激を加えたんだ。

 正直、僕の初体験だった。少し前に、洋平にスーツの上から刺激を加えられて2回も射精したことはあったけど、直接刺激を加えられたのは初めてで、それがこんなにも気持ちいいものだとは思わなかった。

 その次の瞬間、僕は大声と共に、大量の精液を飛び出させたんだ。

「…あ…あ…あ…!!

 目の前がぼんやりとしてる。息が苦しい。

「…お〜い、…俊介ぇ…?」

 誰かが僕を呼んでいる。

 いや、ここには洋平しかいないことも分かってはいた。分かってはいたんだけど、それだけ僕の意識は朦朧としていて、洋平以外にも誰かがいるような、そんな感じがしていたんだ。

「俊介ってばッ!!

 ベッドにひっくり返っている僕の顔の上に、洋平がひょっこりと顔を覗かせた。少しだけ顔を赤らめ、穏やかな笑みを浮かべている洋平。悔しいけど、やっぱりカッコいい。

「…洋…平…ぇ…!」

 腕に力が入らない。何とかして右腕だけを動かした。

「…洋…平…ぇ…!…洋…平…ぇ…!!

 僕は、無意識に何度も洋平の名前を呼んでいた。不意に僕の右腕が掴まれ、僕はゆっくりと起き上がっていた。

「…大丈夫か、…俊介…?」

 洋平の温もり、優しい声。少しはにかんだ笑顔で僕を見ている。

「…気持ちよかった?」

「…うん…」

 その時、僕はお腹が冷たいのに気付いた。ゆっくりと見下ろす僕。

「…あ…」

 ようやく事の重大さに気付いた僕。次の瞬間、

「うぅわああああッッッッ!!!!

 と言う大声を上げた。

「なッ、何だよッ、俊介ぇッ!!

 僕が突然、上げた叫び声は洋平の耳を劈いたようで、洋平は耳を手で覆っていた。

「ティッシュッ!!ティッシュぅッ!!

 僕のイエローターボのスーツの上には、僕が飛び出させた精液が真っ白い線を何本も描いていたんだ。そして、一部は鮮やかな黄色のスーツの光沢を失わせていた。

「ほいッ!!

 洋平がティッシュボックスを無造作に放り投げて来た。

「冷てッ!!冷てぇッ!!

 急いで精液を拭き取って行く僕。だが、この粘着質な液体はそう簡単にティッシュに染み込んではくれず、余計に広がっているような気がした。

「ええいッ、まどろっこしいッ!!

 突然、洋平が叫び声を上げたかと思うと、僕をいきなり押し倒した。そして、僕の両腕を洋平の両腕でしっかりと掴み、僕の頭の両横で固定してしまったんだ。

「なッ、何すんだよッ、洋平ぇッ!!

 僕はすっかりパニック。頭上では洋平が笑っている。

「オレに任せとけッ!!

 そう言った洋平の頭が急に下がったかと思うと、

 …チュッ!!…ジュクッ!!

 と言ういやらしい音を立て始めたんだ。

「…んなッ!?…ちょッ、…ちょっと…ッ!?…よッ、…洋平…ッ!?

 洋平、何と、僕の吐き出した精液の塊を口で吸い込んでいたんだ。

「…ちょッ、…ちょっとッ!!…洋平ッ!!

 洋平が僕の体中にキスの雨を降らせる。洋平の口が僕の体に触れるたびに、僕の体にくすぐったさが広がり、僕はビクンビクンと体を跳ねらせる。

 …チュッ!!…チュッ!!

 と言う淫猥な音が繰り返し響く。

「…んはッ!!…よッ、…洋平ッ!!…やッ、…止めて…ッ!!…あッ!!…ああッ!!…はぁ…ッ!!

 洋平の刺激のたびに、僕は声を上げることしか出来ないでいた。

 

「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ…!!

 どれくらい洋平の愛撫が続いただろう。ようやくそれが終わった頃、僕はぜいぜいと大きく息をして、再びベッドの上に寝転がっていた。

「…よ…う…へ…え…」

 気が付けば、洋平が僕の横に寝そべり、僕の首の下に腕を通して僕を抱き締めていた。

「…大丈夫か、…俊介…?」

 僕の顔を間近でじっと見つめる洋平。

「…大丈夫か、…じゃ…、…ねぇよ…!!

 とろけるような、そんな優しい感覚。洋平の温もりに触れて、洋平と一緒に居られて、この上ない幸せを感じているのも確かだ。

「…じゃあ…」

 不意に洋平の体が起き上がった。

「…え?」

 僕の顔の真横で膝立ちになっている洋平。

「…洋…平…?」

 心なしか、洋平の顔が赤くなっている。

「…今度は、…オレを、…気持ちよくしてくれ…!」

 そう言った洋平の両腕が動き、ブルーターボのスーツの股間部分に手を掛けた。

「…ッ!?

 そこは大きく盛り上がり、洋平のアソコの形をクッキリと浮かび上がらせていたんだ。

「…あ…、…あぁ…!!

 その時、僕の体中がまた熱くなったのを感じた。そして、同時に、一度は萎んでいた僕のアソコもムクムクと頭を擡げ始めたのが分かった。

「ふんッ!!

 洋平が気合いを入れたその瞬間、

 …ビッ!!…ビィッ!!ビィッ!!

 と言う鈍い音が聞こえ、

 ビンッ!!

 と言う音と共に、洋平の大きく勃起したアソコが、僕の頭の上に現れたのだった。

「…あ…、…あぁ…!!

 僕の頭の上で、洋平の赤く腫れ上がったアソコはビクンビクンと脈打ちながら天に向いて大きく勃起していた。

 

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