ジグザグ青春ロード 第30話
ズチュッ!!ズチュッ!!
と言う鈍い音と、
パンパンパン…!!
と言う乾いた音。そして、
「あッ!!あッ!!あッ!!」
と言う僕の喘ぎ声。更に、
「…ああ…ああ…ああ…!!」
と言う洋平の声。
この4つの音と声が、一定のテンポで見事なハーモニーを奏でている、なんて言えたら、物凄く綺麗なんだけど…。
実際はそうじゃなかった。
夏の昼下がり。僕と、僕の彼氏である洋平は、僕の家でお互いの体を重ね合っていた。僕はイエローターボに、洋平はブルーターボに変身してある1ヶ所で1つに繋がっていたんだ。
それは、お互いのスーツを破って剥き出しになっている僕のお尻の小さな穴と、洋平の大きく勃起した股間のそれ。男の子なんだもん、そう言うエッチなことにも興味がある年頃なんだもん、仕方がないよ。
そう、仕方がないと割り切ったはずだった。
なのに。
「あああッッッ!!!!あああッッッ!!!!あああッッッ!!!!」
気持ち良さも何もなかった。洋平の太くて硬いそれが僕のお尻の穴を出入りするたびに、お尻の穴の壁が擦られる。ローションを塗っているのでさほど抵抗もないのだけど、それでも痛い。そのたびに僕は悲鳴に似た声を上げる。それに対し、洋平は、
「…ああ…ああ…ああ…!!」
と相変わらず間抜けな声を上げ、一心不乱に腰を前後するだけだ。
「…あぁぁ…!!…き…もち…いい…!!…すっげぇ、…締まる…!!」
僕のお尻は、異物の侵入を拒もうと必死に筋肉を締め付ける。それが洋平には快感だったようで、洋平は僕の耳元でそう囁くように言うと、僕の体を支えにしてゆっくりと起き上がり始めた。そして、再び膝立ちになると、僕の腰をグッと掴み、今までより大きく腰を前後し始めた。
…ズチュッ!!…ズチュッ!!
…パンッ!!…パンッ!!
鈍い音と乾いた音の間隔がさっきと比べて長くなる。洋平が腰を前後する際、洋平のそれがゆっくりと僕のお尻を出入りする。僕の奥深くへ入れる時は、ズンッ、と言う音がするほど強く入れる。そのたびに僕は、
「あッ!!」
と言う短い声を上げる。反対に、洋平がゆっくりと腰を引く時には、洋平のそれがゆっくりと僕のお尻の壁を擦って行くので、
「あぁぁ…」
と変な声が出てしまう。その繰り返し。
「…よッ、…洋…平…ッ!!」
思わず声を上げた僕。お尻の壁が物凄く痛い。じんじんとした痛みが僕を襲う。
だけど。
それと同時に、僕のそこからはもう1つの感覚が生まれつつあった。
痛みとは違う、熱いような、むず痒いような、くすぐったいような…。と同時に、僕のアソコにも熱が伝わった感じがして、じんわりと大きくなったのが分かった。
と、その時だった。
「…あ…れ…?」
僕の体が不意に宙に浮いたんだ。
「…よ、…洋…平…?」
僕の両脇の下に腕を通した洋平が、僕を後ろから抱え込むようにしたんだ。そして、僕の体を起こすと、今度は僕の両太腿の後ろから腕を通した。そして、洋平自身が僕のベッドに腰掛けた。
「…な、…何…を…?」
洋平に抱えられるようになっている僕は思わず声を上げた。その声が震えているのが分かった。そして次の瞬間、洋平は、抱えていた僕の両太腿から腕を抜いた。その途端、僕の体は宙に浮き、重力によって落下して。
ズンッ!!
まさに、そんな音が聞こえた気がした。
「…あ…あ…あ…!!」
意識が遠退きそうになった。
「うわああああああッッッッッッ!!!!!!」
叫ぶしかなかった。僕の体が宙に浮き、重力によって落下した瞬間、僕のお尻に入っていた洋平のそれが僕の体の一番奥まで突き刺さったんだ。
「ああッ!!ああッ!!ああああッッッッ!!!!」
僕の目にじんわりと涙が浮かび、大きくなりかけていた僕のアソコは再び小さくなった。
「…すっげ…!!…滅茶苦茶、…あったけぇ…!!」
洋平はそう言うと、ぷくっと飛び出している僕の胸の小さな突起をクリクリと弄り始めた。同時に腰を突き上げ始めたんだ。
「あッ!!あッ!!あッ!!」
脳天に突き抜けるようなくすぐったい感覚と、体の一番奥の部分を何度も突かれる感覚に、僕は狂い始めていた。
「…よッ、…洋平…ッ!!…洋平ッ!!…洋平ぇぇぇぇッッッッ!!!!」
目の前がぼんやりとして、僕の視線はどこを見ているか分からないほどだった。口元からは涎が溢れ、僕のイエローターボのスーツの光沢を失わせて行く。
「…愛してるぜ、…俊介…!!」
不意に洋平の声が聞こえたような気がした。そして、僕はぐりんとお尻を軸にして回転させられたかと思うと、目の前に洋平が現れた。
「…一緒に、…イこう…!!…俊介…ッ!!」
すると洋平は、僕の両足をグッと持ち上げ、さっきまでとは比べ物にならないほど、速いスピードで腰を振り始めたんだ。
ズチュズチュズチュズチュッ!!!!ズチュズチュズチュズチュッ!!!!
「あああッッッ!!!!あああッッッ!!!!ああああああッッッッッッ!!!!!!」
もう僕には抵抗する気力すら残されていなかった。洋平の下で万歳するように両腕を頭上へ投げ出し、洋平のされるがままになっている。その時、それまで僕の足を掴んでいた洋平の右手が、小さくなっている僕のアソコをギュッと握ったんだ。
「はうあッ!!」
ビリビリと痺れるような感覚がした。と同時に、洋平の手が小刻みに動き始め、
「ああああッッッッ!!!!」
と言う僕の叫び声と同時に、僕のアソコは物凄い勢いで大きくなったんだ。
ズチュズチュズチュズチュ…ッッッッ!!!!
洋平は相変わらず、一心不乱に腰を振り続けている。顔は真っ赤になり、汗が滲んでいた。その顔が何だか、物凄くカッコよくて…。
その時だった。僕の下腹部にじんじんとした痺れが襲って来て、僕のアソコには、先端に向かって何かが込み上げて来る感覚がして…。
「…よッ、…洋平ぇッ!!…イクッ!!…イクッ!!…イッちゃうッ!!…イッちゃうううううッッッッ!!!!」
最後には悲鳴にならない悲鳴を上げていたと思う。そして、
「イクウウウウウウッッッッッッ!!!!!!」
と絶叫したその瞬間、僕のアソコの先端が弾けた。
ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!
僕のアソコからは、まだこんなにあったのかと思うほどの濃白色な液体が後から後から弾丸のように飛び出し、光沢のある黄色のスーツに濃い白い塊の線を何本も作った。
「ああああッッッッ!!!!」
完全に狂っていた。体をビクビクと跳ねらせ、顔を真っ赤にして目をギュッと閉じて叫び続けた。
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
腰を物凄いスピードで振り続けている洋平が不意に叫び声を上げ始めた。
「…オッ、…オレもッ…!!…イクウウウウウウッッッッッッ!!!!!!」
その瞬間、洋平が、それまで僕のお尻に入れていたアソコを物凄い勢いで引き抜いたんだ。
グジュッ!!ジュボッ!!
と言う淫猥な音が聞こえ、洋平が僕を跨ぐようにベッドに飛び乗ったんだ。
「うああああああッッッッッッ!!!!!!」
洋平は自身のそれを物凄い勢いで手で上下したかと思った次の瞬間、
ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!
と言う物凄い音が聞こえ、洋平のそこからも同じように濃白色な液体が後から後から飛び出した。そして、それは洋平の下でぐったりとしている僕の体中に降り掛かり、更なる濃い白い塊の線を何本も作り出したのだった。