力、絶体絶命! 第14話
「おい、炎力。今日も授業が終わったら生徒会室に来い。いいな?」
「…ああ…。…分かってる…」
それからも、力は事あるごとに生徒会室に呼ばれ、万里小路との逢瀬を重ねた。
いや、逢瀬を重ねた、と言うのは力にとっては変かもしれない。力はただ、万里小路に自身の男としての象徴であるペニスを刺激され、何度も何度も絶頂に達していた。
しかも、
「力。今日はお前の体力作りをする」
と言ったかと思えば、
「俺を負ぶってスクワットするんだ!!」
と言うと、力の背中に乗った。
「…く…ッ、…うううう…ッッッッ!!!!」
最初のうちは楽勝だったリュウ。だが、暫くすると、その顔は真っ赤になっていた。
「どうしたんだ、力ぃ?ちゃんとスクワットをしないとダメじゃないか!!」
「…んん…ッ!!…んく…ッ!!…んんんん…ッッッッ!!!!」
万里小路の両手が、力の両胸の突起を刺激したり、力が膝を折り曲げた時には、その勢いで力のペニスを野球部のユニフォーム越しにギュッと握り、小刻みに上下に刺激したりしたのだ。
「…く…っそ…オオオオオオオオ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
懸命に耐える力。だが、万里小路の右手がユニフォームのズボンの股間部分のファスナーを器用に下ろし、その中へスルッと中へ入った時には、
「んああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!?」
と、力は悲鳴を上げ、目をカッと見開いた。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
「…フフッ!!…力のチンポ、大きくなっているじゃないか…!!…もしかして、気持ちいいのか?」
いつの間にか、万里小路の右手は力の下着の前開きのところから中へ入り込み、力のペニスを直接握っていた。そして、その手が小刻みに上下に動いた。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
力の体から力が抜けて行く。そして、
「…うう…ッ!!」
と言うと、ガクリと膝をついてしまった。
「…何だ、もう終わりか?…意外と呆気ないな…」
万里小路はフンと鼻で笑うと、
「次は腹筋だ」
と言い、
「そこの台の上に寝るんだ」
と言い放った。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
顔を真っ赤にし、荒い呼吸をする力。その時、真っ白な練習用のユニフォームのその部分から、力の男としての象徴であるペニスが飛び出し、ビクンッ、ビクンッ、と脈打っていた。
「…始めようか…」
力が台の上に横たわると、万里小路は力のガッシリとした両足首をしっかりと掴んだ。そして、右足をその股の間に捩じ込んだのだ。
「んあッ!?」
その刺激に、力はビクリと体を仰け反らせる。
「…ほら…。…始めろよ…!!」
「…く…ッ!!」
力は歯を食い縛り、腹筋運動を始めようとしたその瞬間、
「んああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と悲鳴を上げていた。
「ほらほら。どうした?さっさと腹筋運動をやらないか!!」
万里小路はニヤニヤと笑っている。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
その右足が小刻みに動き、力の股の間に刺激を与えているのだ。
いや、刺激を与えられているのは股の間だけではなかった。
力が体を起こすたびに、固定されたように動かない万里小路の右足は力のそこから飛び出している大きく勃起したペニスを刺激していた。
「おやおや。トランクスからお前のチンポが飛び出してしまっているじゃないか」
「ひがああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
逃げたくても逃げられない。力がここで万里小路を拒否すれば、野球部の予算をゼロにされるどころか、自身がレッドターボであり、他のクラスメイト達もターボレンジャーであることが白日の下に晒されてしまう。
「…も…ッ、…もう…ッ!!…止めて…ッ、…くれええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
力がどんなに絶叫しても、万里小路はその手を緩めることはなかった。
「…ククク…!!」
冷たいイメージのフレームの奥の万里小路の瞳はギラギラと輝いている。
「…お前は俺の奴隷なんだ…。…お前は黙ってその体を差し出し、そのエネルギーを放出するんだ…。…お前はただ、俺の快楽に酔い痴れるヒーロー奴隷だ…!!」
毎回毎回、同じ言葉を吐き続ける万里小路。
「…く…っそ…オオオオオオオオオオオオオオオオ…ッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
とは言え、力にだってプライドがある。野球部の部長であり、地球を侵略しようとする暴魔百族からこの世界を守るターボレンジャーのレッドターボでもある。そんな男が、よりによって他の男に自身の性器を触られたり、口に含まれて刺激されたり、足で刺激されたりして絶頂へ導かれるとは。
だが、力も所詮は一人の人間。
「ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
万里小路の執拗なまでの刺激に、自身のペニスはドクドクと激しく脈打ち、その真っ赤に腫れ上がった先端の鈴口からはトロトロと淫猥な液体を溢れさせ続ける。
「イクッ!!イクッ!!イクイクイクイクッッッッ!!!!」
顔を真っ赤にし、はぁはぁと荒い呼吸を繰り返す力。その時には、その目はすっかり光を失い、虚ろになっている。そして、腰を上下にガクガクと震わせたかと思うと、
「イクウウウウウウウウウウウウウウウウッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と絶叫し、一際大きく腰を突き上げた。その瞬間、
ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!
と言う物凄い音と共に、力の真っ赤に腫れ上がったペニスの先端からは濃白色な強烈な臭いを放つ淫猥な液体を宙高く迸らせるのだった。
「…くそ…ッ!!」
一人になると、力はいつも嫌悪感に苛まれていた。
「…何で…ッ、…こんなことに…ィィィィ…ッッッッ!!!!」
悔しさに涙が溢れて来る。
野球部のエースとしての弱み、自身の弱みをあんな最低な男に握られ、屈辱的な行為を受け続けるとは。
「…けど…ッ!!」
力の目に光が宿る。
「…オレは…ッ!!…野球部のエースなんだッ!!それにッ、レッドターボなんだッ!!…野球部を…、…みんなを守れるのなら…ッ!!」
だが、そんな力の覚悟は、万里小路の前では全く意味を為さなかった。
ドクンッ!!
「…ッッッッ!!!?」
万里小路がいる生徒会室に向かう途中、力は自身の心臓が大きく高鳴ったのが分かった。
「…ぐ…ッ、…あ…ッ!!」
ドクンッ!!ドクンッ!!
心臓は何度も何度も大きく脈打ち、呼吸が苦しくなる。そして、
「…あ…ッ!!」
と声を上げていた。
「…オッ、…オレ…ッ!!…勃起…してる…ッ!?」
眩しいほどに真っ白な野球のユニフォームの中で、力の男としての象徴であるペニスが力の体と垂直に勃ち、大きなテントを張っていたのだった。