力、絶体絶命! 第20話
「…力と…、…1つになりたい…」
レッドターボの光沢のある鮮やかな赤色のスーツに包まれた、力のガッシリとした2本の足を跨ぐようにして座っている万里小路。その瞳を見た時、
ドクンッ!!ドクンッ!!
と、力の心臓が大きく高鳴っていた。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
万里小路の瞳。さっきまでの冷たい不気味な光が消え、何度も見たことがある切なそうな瞳をしていた。レッドターボに変身し、暴魔百族からこの世界を守る力を羨望と憧れの眼差しで見る子供達のような、どこか憧れにも似た瞳をしていたのだ。
「…なぁ、力ぃ。…いいだろう?」
「…や…、…めろ…!!」
言葉では拒否をする力。だが、その体はまるで鉛のように重く、ベッドの上から動かない。更に、力の2本の足の付け根部分に息づく、力の男としての象徴であるペニスは今、レッドターボのスーツから飛び出し、体と垂直に大きく勃起し、その真っ赤に腫れ上がった先端の鈴口からはトロトロと淫猥な液体を溢れさせ、今か今かと待ち侘びているかのようにも思えた。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
その間にも、万里小路は少しだけ腰を浮かせると自身のズボンのベルトを外し、大きなテントを張ったトランクスを露わにした。その先端はぐっしょりと濡れている。
「…フフッ!!」
万里小路はやや顔を赤らめ、そのトランクスに手をかけると、ゆっくりとそれを脱ぎ始めた。そして、腰の部分のゴムが万里小路の男としての象徴に引っ掛かった時、バチンッ、と言う音を立てて、そこから万里小路の男としての象徴であるペニスが飛び出した。
「…あ…」
自然と視線がそこへ行く力。
万里小路のペニス。大きく勃起しているもののわりと小ぶりで、その先端は蕾のようになり、そこから透明で淫猥な液体が溢れ出し、その茎にトロトロと流れていた。
「…フフッ!!」
顔を赤らめ、ウットリとした眼差しで力を見つめている万里小路。その真っ白な双丘が露わになった時、万里小路は力の大きく勃起したペニスを後ろ手に右手で握っていた。
「…止めろ…!!」
そう言いながらも、心なしか、呼吸が荒くなっている力。
「…フフッ!!…力ぃ。…お前のチンポ、ビクビクしているぞ…?」
「…ッ!!」
その時だった。
「…あ…ッ!!」
力が目を見開き、ビクッ、と体を跳ねらせた。
「…ああ…」
目の前では万里小路が恍惚な笑みを浮かべている。
「…力のチンポ…。…熱い…。…それに硬い…!!」
そう言いながら、万里小路は腰をゆっくりと落として行く。だがすぐに、
「…ん…ッ!!…ぐ…ッ、…うううう…ッッッッ!!!!」
と顔を歪め、呻き声を上げ始めた。
「…ぁぁぁぁ…、…ぁぁぁぁああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
力も顔を真っ赤にし、目をギュッと閉じて悲鳴を上げる。
「…やッ、…止めろオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!万里小路イイイイイイイイイイイイイイイイッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
その体が大きく仰け反り、硬直する。全身が痙攣し、レッドターボの真っ白なグローブに包まれた両拳がギリギリと音を立てた。
「ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
…ズブッ!!…ズブズブ…ッッッッ!!!!…ズチュウウウウウウウウ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!
メリメリと体を引き裂かれるような激痛に、万里小路の顔が歪む。その、外部からは異物を挿れたことがないであろう双丘の奥の小さな秘門に、力の大きくいきり立ったペニスが減り込んで行く。最初はなかなか奥へと侵入を許さなかったそこが、いつの間にかするっと入ったと同時に、力は生温かい感触を感じていた。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
呆然とその光景を見つめる力と、顔を真っ赤にし、目に涙を滲ませながら荒い呼吸を繰り返す万里小路。だが、その口元に笑みが浮かぶと、
「…は…、…い…った…。…俺…、…力と…、…1つ…に…、…なれ…た…!!」
と言うと、その目から一筋の涙が零れた。
「…い…、…く…ぞ…?」
万里小路はそう言うと、
「…ん…ッ!!…んく…ッ!!」
と呻き声を上げながら、その腰をゆっくりと上下に動かし始めた。
…ズチュッ!!…ズチュッ…!!
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
ぬめぬめとした生温かい感触に、力は思わず声を上げる。だがすぐに、
「…おッ、おいッ、万里小路ッ!?」
と叫んだ。
「…フフッ!!」
万里小路は顔を赤らめながらも笑っている。
「…ああ…。…ちょっと、…無理をしたんでな…」
そう言う万里小路の秘門に突き刺さっている力のペニスに、赤い筋が垂れていた。
「…でも…。…俺は力と1つになりたいんだ。…力に…、…犯されたいんだ…ッ!!」
ズチュッ!!ズチュッ!!ズチュズチュッッッッ!!!!ズチュズチュズチュズチュッッッッ!!!!
万里小路の腰の動きが少しずつ加速度を増して行く。それと同時に、
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
と言う力の喘ぎ声も大きくなって行く。
ズチュズチュズチュズチュッッッッ!!!!ズチュズチュズチュズチュッッッッ!!!!
「…やッ、…止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!…止めて…ッ、…くれええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!」
今までに感じたことがない刺激。物凄い力でペニスを締め付けられ、擦り上げられる。自分で自慰行為に耽る時よりも、そして、今、目の前にいる万里小路に手や口で刺激される時よりも強烈な感覚が力を包み込んでいた。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
バチンッ!!バチンッ!!
万里小路が悲鳴に近い甲高い声で叫びながら腰を上下に動かすたびに、万里小路の男としての象徴であるペニスがぶらんぶらんと大きく揺れ、万里小路の腹に当たっては乾いた音を立てていた。
その時だった。
力の右手がスゥッと動いたかと思うと、万里小路の大きく勃起しているペニスを優しく握ったのだ。
「…え?」
これには万里小路も驚いて力を見つめる。
「…り…、…き…?」
「…犯して…、…やるよ…」
「…え?」
次の瞬間、万里小路は仰向けにベッドの上に横たわっていた。そして、その両足を上に伸し掛かるようにしている力に押さえ込まれていたのだ。
「…り…、…力…!?」
「…行くぞ?」
ズチュズチュズチュズチュッッッッ!!!!ズチュズチュズチュズチュッッッッ!!!!
鈍い淫猥な音が聞こえ始めたその瞬間、
「ひぎゃああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と言う甲高い悲鳴が地下の部屋の中に響き渡った。
ズチュズチュズチュズチュッッッッ!!!!ズチュズチュズチュズチュッッッッ!!!!
グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!
鈍い淫猥な音と同時に、グチュグチュと言う淫猥な音も合わせて聞こえて来る。
「どうだあッ、万里小路ィッ!!」
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
レッドターボのグローブに包まれた力の右手が万里小路のペニスを上下に刺激する。と同時に、力は腰の律動を少しずつ速めて行く。
「…もッ、…もうすぐ…ッ!!…イキ…ッ、…そうだ…ああああ…ッッッッ!!!!」
「…だ…、…して…ッ!!…おッ、…俺の…ッ、…中に…ッ、…出して…ッッッッ!!!!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズチュズチュズチュズチュッッッッ!!!!ズチュズチュズチュズチュッッッッ!!!!
「…おッ、…俺も…ッ!!…イッ…ちゃう…ッ!!…イクッ!!イクッ!!イクイクイクイクッッッッ!!!!」
グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!
「「イクウウウウウウウウウウウウウウウウッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」」
そして、2人の叫び声が重なったその瞬間、
ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!
ドブッ!!ドブッ!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!
と言う鈍い音が響き渡り、強烈な臭いが辺りを包み込んだのだった。