毒牙　第１４話

　グリュッ!!グリュグリュッッッッ!!!!グリュグリュグリュグリュッッッッ!!!!

　引間の手のひらに包み込まれるようにしている洋平の大きく勃起したペニス。光沢のある鮮やかな青色の競泳用水着から飛び出したその先端を引間の手のひらが包み、その手を回転させることによってグリュグリュと言う淫猥な音を立てる。その刺激が強烈な電流となって洋平のそこを襲う。そのたびに洋平は、

「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

　と大声を上げる。その上半身は大きく弓なりに仰け反ったり、ビクンと跳ねては起こしたりを忙しなく繰り返す。

「…気持ちいい？」

　引間が尋ねると、洋平は首をガクガクと縦に振り、

「…気持ち…、…いい…ッ!!…気持ちいいいいいいいいいいッッッッッッッッ!!!!!!!!」

　と、狂ったように叫んだ。

「凄いよ、洋平君!!君のチンポからドクドクといやらしい液体が溢れて来ているよ!!」

　グリュグリュグリュグリュッッッッ!!!!グリュグリュグリュグリュッッッッ!!!!

「ひがああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

　洋平の真っ赤に腫れ上がったペニスの先端。その鈴口から溢れ出る透明な粘着質な液体が潤滑剤の代わりとなり、引間の手の滑りをよくする。そして、それが時に強く、時に優しく洋平のそこを刺激する。その時に強烈な、時に甘い電流が洋平を狂わせて行く。

「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

　目からは涙、口元からは涎を溢れさせ、洋平は狂ったように叫び続ける。

「…先生…ッ!!…引間先生ええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

　その時だった。引間が洋平の競泳用水着の腰の部分を掴んだかと思うと、思い切りずり下ろしたのだ。

「うわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

　露わになる洋平の陰部。引間は左手で洋平のペニスの根元を押さえるようにし、それを洋平の体と垂直にする。そして、右手はそれの先端部分を包み込み、激しく刺激し始めたのだ。

　グリュグリュグリュグリュッッッッ!!!!グリュグリュグリュグリュッッッッ!!!!

「ひぃぎぃやああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

　ブチュブチュブチュブチュッッッッ!!!!ブチュブチュブチュブチュッッッッ!!!!

　絶叫する洋平。その声はいつもの甘い声ではなく、完全に裏返り、何とも言えない声音を出していた。そして、引間の手のひらの中では洋平のペニスの先端が擦れ、その鈴口からは夥しい量の淫猥な液体が溢れ出し、空気に触れて更に淫猥な音を立てている。

　その時だった。

「…あ…あ…あ…あ…!!」

　不意に洋平がビクッ、ビクッ、と体を痙攣させ始め、ぐったりとマットの上に横たわってしまった。

「…洋平…君…？」

「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」

　ぐったりと横たわっている洋平。その大きく、太く、硬いペニスがビクッ、ビクッ、と大きく脈打ったかと思うと、急に柔らかくなり始めたのだ。

「…よ、洋平君ッ!?」

　これにはさすがの引間も驚き、大きなレンズの眼鏡の奥の瞳を大きくした。

「…も、…もしかして…。…刺激が強すぎたのかい!?」

「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」

　洋平の視線がゆっくりと動き、驚いた表情を浮かべている引間を見つめる。そして、力なく笑うと、

「…あまりに…、…気持ち…良すぎて…」

　と言った。

「…い、…痛かったわけじゃない？」

「…は…、…い…」

「…そ、…そっか…。…良かった…」

　ほっとした表情を浮かべる引間。その時だった。

「…先…、…生…」

「…ッッッッ!!!!」

　洋平の表情を見た途端、引間は息を呑み込んだ。

「…しゃぶって…」

「…え？」

　洋平の顔が赤くなっている。

「よッ、洋平君ッ!?」

　その時、引間の手の中にあった洋平のペニスが再び硬さを増し、大きくなった。

「…先生に…、…しゃぶられ…、…たい…」

「…いいの？」

「…は…、…い…」

　ビクンッ!!ビクンッ!!

　引間の手の中で洋平のペニスが大きく脈打つ。

「…分かった…」

　そう言った時、引間は洋平のペニスへ顔を近付けて行く。

「はぁッ!!はぁッ!!はぁッ!!はぁッ!!」

　それを見つめながら、洋平は荒い呼吸を繰り返している。そして、

「…あむ…」

　と言う声と共に、洋平のペニスが引間の口の中に消えた途端、

「はうッ!?」

　と、洋平はビクリと体を跳ねらせ、マットの上に横たわった。